Do As Infinity16週連続配信リリース!豪華Wダウンロード特典付

REVIEW

ライター平賀哲雄氏による、Do As Infinity楽曲解説!

  • ■⑯「陽のあたる坂道[2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2002年2月27日にリリースした12thシングル(フジテレビ系ドラマ『初体験』主題歌)。すべての音と声、歌詞がファンの中では大切になっているであろう代表的なバラードだが、それはこの曲を歌い続けてきた伴 都美子(vo)にとっても同様で、彼女は「私にとって軸にある大事なバラードです」と言い切っている。発表から13年以上経った今、「誰もがいつか 越える坂道 その先には まるであの日の 素顔のままの 僕等がいる」等のフレーズがどう胸に響くのか。ぜひ「陽のあたる坂道 [2 of Us]」で確かめてみてほしい。
    また、今回の新バージョンは、多くの人にとって特別な曲であることも配慮し、大渡 亮(g)は2本のギターと歌だけで原曲のイメージを守るべく奮闘。そしてサビの歌をもっと開けられるよう、近年のライブでは変えていたというコードを今回初録音。本人も「今回、こうやって「こうしたほうが良い」と思っていたことを反映できたのは、嬉しかったですね」と語っていたが、こうしてアップデートされた名曲の数々。「陽のあたる坂道」に限らず全16曲、ぜひ合わせて聴いてみてほしい。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■⑮「冒険者たち[2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2001年9月5日にリリースした11thシングル(花王『ラビナス』CMソング)。当時のJ-POPのシングル曲には珍しくイントロが印象的なベースリフから始まり、そのキャッチーでドラマティックなメロディーの一方で、実はリズムにしてもシンセにしてもマニアックに多種多用な音が散りばめられており、Do As Infinityが単なる流行りのJ-POPユニットではなかったことが音でも表現されている。なお、同曲を先行シングルとしたアルバム『DEEP FOREST』はオリコン初登場1位を記録。オリジナル・アルバムでは最も高い売上も記録している。
    今回の「冒険者たち [2 of Us]」では、前述したイントロのリフをはじめ、カラフルなサウンドを大渡 亮が2本のギターだけで、様々なスタイルを導入しながら表現。ライブではアコースティック・バージョンでもよく披露されてきた曲だが、ここには未だかつて聴いたことのない、新鮮な刺激をくれる「冒険者たち」が収められている。伴 都美子(vo)いわく「私たちの鉄板ソング」がどのように生まれ変わっているのか、ぜひチェックしてみてほしい。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■⑭「柊 [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2003年11月6日にリリースした17thシングル(TBS系ドラマ『恋文 ~私たちが愛した男~』主題歌)。多くの名バラードを生み出してきたDo As Infinityだが、ファンでなくとも知る憂いのある切ないバラードとしては、「柊」ほどカラオケでも歌われ、愛されている曲はないかもしれない。秋から冬にかけてオンエアされた、人気ドラマとの相性も抜群であった。
    ただ、これほどの名曲を完成させるまでには苦労もあり、伴 都美子(vo)はレコーディングの際に、この曲の歌詞とメロディーが自身の気持ちと強烈に重なってしまい、どうしても歌えず泣き崩れてしまった・・・とインタビューで語ったことがある。後にも先にもそこまでの経験はないようで、このエピソードもまた「柊」という曲に人の心の深いところを揺さぶる力があることを物語っている。
    なお、今回の「柊 [2 of Us]」では、この曲の持っている喪失感を損なわぬよう、原曲の世界観に忠実に再構築。あれから10年以上のキャリアを積んだ伴 都美子の歌声、大渡 亮によるギターのハーモニーにより、さらに哀愁を帯びた音源に仕上がっている。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■⑬「楽園 [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2004年12月15日にリリースした18thシングル(劇場映画『犬夜叉 紅蓮の蓬莱島』エンディングテーマ)。シングルとしてはオリコンランキング自己最高位の2位を獲得したナンバーで、同曲が起用された『犬夜叉 紅蓮の蓬莱島』に本人たちが声優として出演したことも話題となった。当時の戦争など含む社会情勢を俯瞰的に捉えながらも、亀田誠治節全開のドラマティックなロック・アレンジを施したサウンド、そして伴 都美子(vo)の太く激しいエモーショナルなボーカルによって、ドシンと胸に響くメッセージ・ソングに昇華されている。
    今回の「楽園 [2 of Us]」では、まず伴 都美子は「生きてゆくんだ」というフレーズについて改めて考え、原曲の「とにかく生きてゆくんだ!」という意思を込めたボーカルに対し、今回は「最終的に“願い”として歌った感じがします」と語っている。一方、大渡 亮(g)は原曲のリフに抱いていた違和感を解消しつつ、イメージとしてはジョージ・ベンソンのようなギターも間奏に取り入れたりと、サウンド面でもこの曲を生まれ変わらせている。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■⑫「For the future [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2005年1月19日にリリースした19thシングル(日本テレビ系『スポーツうるぐす』テーマソング)。大渡 亮(g)は当時のインタビューで「かなりポジティブなメッセージが合いそうだっていうイメージをレコーディングの時から持っていて、お客さんにライブで、さらに楽しんでもらえるようなメッセージを書きたいなと思った歌なんですよね」と語っていたが、前向きなフレーズを突き抜けたアッパー・チューンで叩き付けるという、Do As Infinityの王道とも言えるナンバーだ。
    なお、Do As Infinityは、これだけのポジティブ・ナンバーを発売した同年の秋に解散してしまったが、2009年に復活。これによって説得力の増した「For the future」を近年のライブでは堪能できたが、今回の「For the future [2 of Us]」ではアコースティック・アレンジでありながら歌もギターもより開放感にあふれており、ポジティブなメッセージもダイレクトに突き刺さってくる。
    Do As Infinityの歴史に翻弄されながらも、その名の通り未来に向かって逞しく育ってきた「For the future」の今がここに収められている。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■⑪「Yesterday & Today [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2000年2月23日にリリースした4thシングル(CX系ドラマ『二千年の恋』主題歌)。当時のDo Asは、デビュー前後の通算100回にわたる路上ライブはすでに終えていたが、その存在を知らしめるためにあらゆる音楽イベントへ参戦しており、どんなアウェーな場所でもこの曲を披露すれば観客は反応し、その歌と演奏に聴き入っていた。それはタイアップ効果もさることながら、切なげでありながら力強く、あまりにもドラマティックなこの曲の威力。今もなお、聴き手の涙を誘い、鼓舞させる音楽の力とも言えた。
    今回の「Yesterday & Today [2 of Us]」は、冒頭の伴 都美子(vo)の第一声「Dear friends. so long」からDo As Infinityの16年間を十二分に感じ取れ、あらゆるリリックが当時の何倍もの説得力をもって響き渡り、その声に寄り添う大渡 亮(g)のアコースティック・ギターとコーラスも胸を打つ。
    愛しい友よ 力無くしても 駆け抜けよう こんな時代を――。強いメッセージとなって今再び放たれる音楽の力、「Yesterday & Today」の力。ぜひ体感してほしい。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■⑩「Oasis [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2000年1月26日にリリースした3rdシングル(カネボウ化粧品『テスティモ』CMソング)。今作にてDo As Infinityは最強のミュージシャンと運命の出逢いを果たしている。椎名林檎のミリオンセラー・アルバムで当時脚光を集め出していた亀田誠治がアレンジャーとして参加し、以後、16年間にわたってDo As Infinityの作品をともに制作、近年では必ずアニバーサリー・ライブにベーシストとして参加と、ほとんどメンバーのような密着度でその歴史を支えてきた。
    そんな亀田誠治のカラーも色濃く出ていた「Oasis」だが、今回のリアレンジ/再レコーディングでは、デビュー前、渋谷ハチ公前を中心に展開していた路上ライブの世界観を再現。今回のプロジェクトは、2本(2種)のアコースティック・ギターを同時進行で響かせるスタイルで進行しているのだが、長尾大(Do As Infinity初期メンバー)が好んで弾いていたアルペジオの音色を、当時リズムギターを担当することが多かった大渡 亮(g)が意識して奏でているのも感慨深い。
    多くの路上の音楽家たちがそうであるように、誰も見向きしてくれなくても歌い奏で続けていた時代のDo As Infinity。当時を知らない人にもぜひ感じてほしい。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■⑨「We are. [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2000年11月29日にリリースした6thシングル(花王ソフィーナ オーブ CMイメージソング)。クリスマス・ソングとして制作されたナンバーで、煌びやかなサウンドと伴 都美子の突き抜ける開放的なボーカルは、リリースから15年間、ライブで披露される度にオーディエンスにトキメキを与えてきた。なお、今回のアコースティック・ギターでリアレンジしていくプロジェクト[2 of Us]以前よりアコースティック・バージョンをライブで披露していた曲だが、それはミドル・テンポでゆったりと聴かせるアレンジになっており、今回は大渡 亮(g)いわく「メロディーとかビートの感じはDo Asの中でもかなり好きな曲だし、「こんな曲、なかなかできないよね」って思うぐらいすごく革新的な曲だなと思っている」その印象を真っ直ぐにアコギで表現している。
    また、間奏に関しては、オリジナル以上に効果的な変拍子を取り入れており、分かりやすく「雰囲気が変わった。ビートが変わった」と気づける形に生まれ変わっているので、その良い違和感もぜひ感じ取ってほしい。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■⑧「真実の詩 [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは2002年、10月30日にリリースした14thシングル(よみうりテレビ系テレビアニメ『犬夜叉』5代目エンディングテーマ)。ウー・ルーチンによる胡弓がイントロからオリエンタルな風を吹かせ、当時の葛藤や自問自答をそのまま歌詞にしたフレーズを歌い叫ぶ伴 都美子(vo)の声がセンセーショナルに響き渡る、Do As Infinityのスピリットとしてのロックが痛感できる名曲だ。
    そんなヒリヒリするほどの緊張感を持つ、独特な世界を今回生まれ変わらせる上で、大渡 亮(g)はスライドギターをフィーチャー。胡弓の代用として、そしてこの曲の世界観を再構築する主軸として使用し、そこに12弦の高音の倍音を溶け合わせることで、今の伴 都美子が歌う「真実の詩」に相応しいステージを完成させてみせた。
    若さゆえに苦悩し、葛藤していた彼女の「真実の詩」も涙が出るほどにエモーショナルであったが、あれから13年後の「真実の詩」も激しく胸を打つ。ファーストテイクでのレコーディングゆえ、サビで声を震わせる場面もあり、それでも最後まで気高く歌い切る様子はぜひとも一聴してほしい。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■⑦「under the sun [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2002年7月31日にリリースした13thシングル(『叢 -MURAKUMO-』イメージソング/「under the moon」との両A面シングル)。オリジナルは色彩豊かなサウンドを散りばめながら、重厚さと軽快さを兼ね揃えたザッツDo As Infinityなロックナンバーだが、今回の「under the sun [2 of Us]」では、16週連続配信プロジェクトの中で最も遊び心あふれるリアレンジを敢行し、誰もが想像しなかったサンバ・ミュージックへと生まれ変わらせている。
    先日の16周年記念公演ではバンドでのサンバ・バージョンをお届けしていたが、この音源では大渡 亮(g)がひとりでリアレンジに奮闘。YouTubeの動画でブラジリアン・ギターを猛練習し、なんとできないことをできるようにするという荒業で「under the sun [2 of Us]」を完成させた。
    今回の16週連続配信プロジェクトは、大渡 亮が16年目にして同企画のためにその場その場で新たなスキルを習得しながら、ひとつひとつの楽曲を攻略していった物語としても注目してもらえると、より味わい深く楽しめるはずだ。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■⑥「魔法の言葉~Would you marry me?~ [2 of Us]」 」
    同曲のオリジナルは、2003年6月11日にリリースした15thシングル(TBS系「ドラマ30」枠ドラマ『ショコラ』主題歌)。伴 都美子(vo)がウェディング・ドレスを着ているミュージック・ビデオも話題になったが、タイトルにも「Would you marry me?」とあるように、Do As Infinity初のウェディング・ソングとなっている。ストリングスやホーンが華やかに鳴り響くイントロから祝福グルーブ満載のアッパー・チューンで、今回の新バージョンでは歌とギターだけでソレを表現。当時はまだ独身だった伴 都美子が、結婚/出産後に再びこの曲をレコーディングしている点も感慨深く、その成長のストーリーを音源からぜひ感じ取ってほしい。
    また、大渡 亮(g)は、ギターだけでサウンドを再構築していく上で、ホーンの「タッタララタッタッタッタ♪」をギターで置き換えてみたり、サビをもっと華やかにするべくコード進行を変えたりと、様々なアプローチに挑戦。同曲を著名人の結婚を紹介するタイミングでよく使用しているTBS『サンデージャポン』にて、この新バージョンがいつかオンエアされるかどうかにもぜひ注目してほしい。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■⑤「Week! [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2001年5月30日にリリースした9thシングル(TBS系テレビドラマ『嫁はミツボシ。』主題歌)。Do As Infinityがさらなるブレイクに向けて精力的に稼動、3ヶ月連続リリース(「遠くまで」「Week!」「深い森」)プロジェクトを発動し、その第2弾として発表されたナンバー。日本のポップス史に月曜日から日曜日までの一週間を歌にした楽曲は多く存在するが、Do As Infinityのソレは、明日からの日々を少しでも軽やかに、そして選んだ道を真っ直ぐ歩んでいけるように、そんな想いを感じさせてくれる1曲となっており、16周年記念公演ではラストナンバーに大抜擢。この曲もまた長い歳月を経て特別な存在へと成長している。
    今回の「Week! [2 of Us]」では、ライブでのイメージを土台に置きつつ、大渡 亮(g)いわく「リゾート」なるアレンジを取り入れており、この曲が持つ明るい雰囲気をさらに強調。また、同曲におけるギター・ソロには本人もかなりの自信があるようで、フレーズが思いついたその場でひらすら特訓した末、かのアール・クルーを彷彿とさせる演奏を披露している。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■④「Desire [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2001年1月24日にリリースした7thシングル(花王ソフィーナ『AUBE』CMソング)。大人のムードを漂わせる攻撃的かつ重厚感のあるアッパーチューンは、印象的な化粧商品のCMソングとして起用されたことも相まって、伴 都美子(vo)=ミステリアスで美しく強い女性というパブリック・イメージを決定付け、数多くの歌姫たちをブレイクさせていた当時のエイベックスの中において、彼女をひときわ目を引く存在にまで押し上げることになった。
    今回の「Desire [2 of Us]」は、そんな当時と「16年の経験が反映されてる」と語る今現在の伴 都美子を比較しながら聴いてもらいたい。
    また、オリジナルの「Desire」は、ストリングスやキーボードの支配率が高い曲だったため、ギターレスで成立する瞬間が多く、大渡 亮(g)のギターはひとつのパートだけを演奏している印象もあったが、今回のプロジェクトはメンバーふたりのみで全曲制作するということで、逆にギターだけで同曲の世界観、まだ3人組だった当時のDo As Infinityのムードを再構築しているところも聴きどころである。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■③「本日ハ晴天ナリ [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2003年9月25日にリリースした16thシングル(KONAMIゲームソフト『Jリーグウイニングイレブンタクティクス』オープニングソング)。同年の【a-nation】で初披露され、その模様はMVに収められているが、これは結果的にその後のストーリーの伏線となる。
    2005年9月の解散から3年・・・2008年8月30日味の素スタジアムにて開催された【a-nation'08】へ突如現れたDo As Infinityは再結成を宣言し、その際に大雨の中で「本日ハ晴天ナリ」を披露した。これは当然ながらファンの間で伝説のライブとなり、その後の【a-nation】においても、雨でも雷でも「本日ハ晴天ナリ!」と歌い切る超絶ポジティブ・ナンバーとして毎年披露されている。
    今回の[2 of Us]バージョンでは、序盤はあえて憂いを感じさせる構成となっているのだが、そこから次第にポジティブな熱を帯びていき、すべてを歌い終えた伴 都美子(vo)があまりの楽しさに爆笑してしまう。Do As Infinityの歴史をドラマティックに彩ってきた「本日ハ晴天ナリ」と、まるで親友のようにナチュラルに戯れている。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■②「遠くまで [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2001年4月25日にリリースした8thシングル。川尻善昭監督のアニメ映画『バンパイアハンターD』の日本公開版主題歌としても注目を集めたナンバーだが、現在はDo As Infinityの代表曲としてあらゆるライブで披露され続け、その度に大喝采やシンガロングを生んでいる。伴 都美子(vo)にとっても、かつては「歌いやすくて好きな曲」ぐらいの印象だったものが、現在は「歌ってて泣きそうになる。歌っている自分が一番励まされてる時も」と語るほど大事な曲に育っており、それはリスナーやファンにとっても同様の成長を遂げていると言えるだろう。
    先日、日比谷野外大音楽堂にて16周年記念公演を開催し、「遠くまで」を披露した際には、「so faraway just faraway 何処まででも 誰だって 苦悩して 歩いてく」「night&day そう叫んで 傷ついても just day by day 明日を 見つける」といったサビのフレーズを歌いながら涙する観客の姿がいくつも見受けられた。そんな同曲の世界観を壊さないように、アコースティックギター2本と歌だけで再現している。
    TEXT:平賀哲雄
  • ■①深い森 [2 of Us]」
    同曲のオリジナルは、2001年6月27日にリリースした10thシングル。日本テレビ系アニメ『犬夜叉』エンディングテーマとしても注目を集めたナンバーだが、メンバーにとっても“この楽曲をシングルとして出せるDo As Infinityは、スーパーオリジナルなバンドになれる”ことを確信した重要曲。2015年現在「名刺代わりの曲に成長してくれた」「本当に名曲だと思います」と伴 都美子(vo)も語っており、今回のリアレンジ・バージョンではイントロ一発目のアコースティック・ギターの音色からしてDo As Infinityの16年の重みと深みを感じ取ることができ、往年のファンであれば目頭を熱くすることだろう。最初に手掛けることになった「深い森 [2 of Us]」を制作する中で、伴 都美子の歌はファースト・テイクを使用、大渡 亮はアコースティックでありながらもダイナミクスを生むために2本(2種)のギターを同時進行で響かせる、同プロジェクトのスタイルが決定づけられた。ふたりの16年間を象徴する楽曲たちに新たな命を授ける、その初期衝動も「深い森 [2 of Us]」から感じ取ってほしい。
    TEXT:平賀哲雄